熊 大井の真島大輔騎手(39=東京都騎手会)が31日で現役を引退、4月1日から調教師に転身する。

いまにし亭(以下い) 通算2475勝(地方のみ、28日現在)を挙げている南関を代表するジョッキー。まだ早い気もするが、新たな挑戦を応援したい。

熊 思い出はあるかい?

い 「七夕の短冊」。

熊 なに、それ。

い 大井競馬場では七夕の時期、場内に、所属騎手がひと言をしたためた短冊をつるした笹(ささ)飾りを展示する。何年のものだったか、真島が「現暉が元気になりますように」と書いていたんだ。当時、入院・療養中の藤本現暉(げんき)騎手(25=大井・蛯名)に宛ててのもの。後で聞いてみたら「シャレもありますが、後輩がゲンキで頑張ってくれたら競馬も盛り上がるし」と返ってきた。

熊 藤本には真島は「目標であり尊敬する騎手」。

い その2人が今日は3、4、10、11R4鞍で一緒に騎乗する。重賞でそろって乗るのもこれが最後だが、ワンツーが期待できそうなのは4Rかな。真島のマーシャンはここなら力上位だし、藤本のヒダカホンセンはたたき3戦目で走り頃。3連単(2)=(6)→(3)(4)(5)(7)(10)。

熊 ともあれ今日を入れて残りわずかになった真島の騎乗を見届けよう。

【今西和弘】