「日本神社、最強」。城めぐりのほかに神社めぐりも趣味だという渡辺和雄調教師(51)。ジャパンダートダービーを前に埼玉県本庄市の日本神社を訪れていた。今回はミックファイアの必勝祈願が目的。結果は無敗の6連勝で南関東3冠を達成。見事に成就した。

羽田盃は羽田神社、東京ダービーは東京大神宮に参拝。2冠まではレース名にちなんできた。「ジャパンダートダービーはどこに行けばいいのか」。決めかねていた師の様子を当コラムの熱心な読者(妻)に話すと、「ジャパン」はなくても「日本」ならあるのではないかと検索。師に伝えたところ「これだ」となり、参拝を終えた師から御朱印と御守りの写真が届いた。

なでしこジャパンを11年W杯優勝に導いたという青い「必勝ダルマ」でも有名な日本神社。その御利益に驚く師は「流れのいい時は変えたくない」と、レース名にちなんだ神社での必勝祈願を続けたいという。次走は「いきなりJBCでは難しいと思うので、どこかたたきたい。チャンピオンズCに向かうことを考えると、左回りのダービーグランプリになるのかなと」。それまでの休養中に神社も決めたいというが、レース名がレース名だけに今から悩ましそうだ。【牛山基康】