馬名の由来となった“早生まれ”で注目されていたプリーミー(牡4、佐々木仁)が22日、2戦目の川崎1Rを快勝した。昨年9月のデビュー戦を大差の圧勝で飾って以来、約1年ぶりの実戦。佐々木仁師は「脚部不安があって、ここまで待った。大型馬だからね。休み明けであれだけ走れば上々でしょう」。最下級のC3で出した1400メートルの時計が同日の7Rに行われたC1の勝ち時計より0秒1速い1分30秒9。まだまだ上を目指せそうだ。

予定より2週間ほど早く12月27日に生まれたことで本来の年齢よりも1歳上となり、まだ実質的には3歳の夏。デビュー戦から14キロ増の馬体重は553キロ。成長も待った。騎乗した本田正騎手は「ゲートはそんなに出ないだろうから競馬を覚えさせようと思っていたけど、思ったよりもゲートを出たので、向正面ぐらいまで我慢させて。ちょっと重かったから最後は追っておきましたが、それにしても(7Rの)C1より速い時計でしたからね」。逃げた2着馬を3、4角で一気に射程に入れ、直線で抜け出した。少なくとも現級にとどまるようなレベルでないことだけは確か。どこまで連勝を伸ばせるのか。今後も注目だ。【牛山基康】