当コラム担当の1人である今西記者が休日ということで、久しぶりに出番が回ってきた。現在は南関東競馬面、中央競馬面で執筆を続ける今西記者。日刊スポーツの大ベテランは、渡り歩いた部署を含め、記者歴何年になるのだろう。おそらく半世紀近いか。今度、1つの仕事を続けられる秘訣(ひけつ)を聞いてみよう。

今日16日、大井の帝王こと的場文男騎手(67)が初騎乗から50周年を迎える。それに先だって12日には、地方競馬全国協会の本部で感謝状贈呈式が行われた。翌日付の紙面にも掲載したが、ハイライトは的場騎手が「乗れる間は乗ろうと思ってます」と言った直後、急いで付け足したひと言。「70(歳)までは乗れませんよ(苦笑)」と会場の空気を和ませた。続けられた理由は「騎手になるのが夢だったし、ものすごく馬が好きで」。小さい頃から今まで、ずっと変わらぬ思いがあるのだと感じた。

今日は浦和11R終了後、的場文男騎手デビュー50周年記念セレモニーを実施。騎乗予定馬が回避したのは少し残念だが、また次の騎乗を楽しみにしたい。【渡辺嘉朗】