14日大井の東京シンデレラマイルトライアル(オープン、1600メートル)は浦和のツーシャドー(牝4、小沢)がB1から格上挑戦で制した。14戦9勝で本番の優先出走権を獲得。小沢宏次調教師(52)は「勝負服を着せられる」と喜んだ。

南関東で勝負服に馬主服を選択できるのは新馬戦と重賞だけ。北海道デビューの同馬は浦和移籍後は重賞未挑戦。転入後4連勝の勢いで今年4月に浦和のしらさぎ賞に挑もうとしたが、B1まででフルゲート。当時まだB3で、格上挑戦はかなわず、オーナーのバンブー牧場の勝負服も先送りとなった。「競馬に入ったきっかけがオグリキャップで、(マイルCSの)バンブーメモリーとの競り合いにもしびれた」という世代の師。「黒、白三本輪、白袖」の勝負服に思い入れが深いのもうなずける。同馬のメンコは馬主服柄だ。いよいよ12月30日大井の東京シンデレラマイル(S3、1600メートル)は馬主服で挑むことになる。「結果にはこだわりたいですね」と意気込んでいた。【牛山基康】