今回の「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」は、木村有三記者の“ウマ娘ライブ初体験リポート”だ。

16日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND-WISH-」DAY2を生鑑賞。ウマ娘役キャストの熱演、イベントの演出力、会場の盛り上がりぶりに「ウマ娘人気」を実感。48歳おっさん記者の目には光るものが…。

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最高気温34度超の横浜で、汗のにおいを気にしながら会場へ入った。出走(開演)1時間前の午後4時。冷房で心地よい場内は既に、4階席までほぼ埋まっている。2階の自分の席に着く。周囲は光る物を手にしていた。オレも…。近寄ってきた売り子に、ペンライトとタオルを発注。「6300円です」の返しに、ややひるみながらも購入した。

「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND-WISH-」DAY2(c)Cygames, Inc.(横浜・ぴあアリーナMM、2023年7月16日)
「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND-WISH-」DAY2(c)Cygames, Inc.(横浜・ぴあアリーナMM、2023年7月16日)

12色もあるライトの付け方を練習し、スマホをいじっているうちに出走時間に。ウマ娘役の出走者(キャスト)が出る前から、ノリのいい曲が流れる。最近知った「うまぴょい伝説」だ。ライトが揺れる。さあ、いよいよ本番スタートだ。

ステージ衣装をまとった22人のウマ娘役が舞台に並ぶ。自己紹介では、キャッチフレーズや、トレーナー(客)との掛け合いで盛り上がった。耳に残ったのは、リッキー、ラッキー、みんなでハッピーのコパノリッキー。ずきゅんと心を打たれたのは、トウカイテイオー役のMachicoがマイクを握り、甲高い声を発した時だ。大好きだった競走馬のテイオーがよぎり、不覚にも涙腺が緩んだ。

「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND-WISH-」DAY2(c)Cygames, Inc.(横浜・ぴあアリーナMM、2023年7月16日)
「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND-WISH-」DAY2(c)Cygames, Inc.(横浜・ぴあアリーナMM、2023年7月16日)

記者は48歳。学生時代はボン・ジョビの西宮球場コンサートで興奮し、尾崎豊やミスチルも好む。女性アイドル的なライブは初めてで、今回は少々不安もあったが、杞憂(きゆう)だった。声優で活躍中の出走者が、自慢の声で歌う曲の数々。たくましい重低な声もあれば、キャピキャピした声の持ち主もいる。そんな各個性を生かし、ロック、バラード、ダンス系、ノリノリのアップテンポ…とジャンルの異なる曲が流れていく。ソロもいれば、数人で振り付けもそろえて歌い上げるユニットもあった。

20代男性が多いように見えたトレーナーも見事。曲に合わせたライトさばき、マスク越しでも掛け声は絶妙だ。コパノリッキーは黄、アドマイヤベガは青。勝負服に合わせてライトの色を素早く変え、出走者をもり立てる気配りがあった。

演出力も鳥肌ものだ。レーザー光線や、大型スクリーンのグラフィック映像は芸術的。出走順もテイエムオペラオー役からアドマイヤベガ役、そこからナリタトップロード役へ移るなど、史実を知るファンならゾクッとするものだった。

アンコールを含めて計25曲、あっという間の3時間。強く印象に残ったのは、出走者の懸命な姿だ。ゴールイン(閉幕)寸前も、しゃがみこんでまで手を振っていた。歌い、走り、笑い、踊る、全力のエンターテインメント。中年おやじの心にも、確かに響いた。

「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND-WISH-」DAY2出走者(c)Cygames, Inc.(横浜・ぴあアリーナMM、2023年7月16日)
「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND-WISH-」DAY2出走者(c)Cygames, Inc.(横浜・ぴあアリーナMM、2023年7月16日)

(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー ~楽しい競馬~」)