ワンアンドオンリー産駒で8番人気のマスキュリン(新谷)が直線で押し切り、デビュー勝ちを決めた。

発馬五分から先団にポジションを取った。直線では馬場の真ん中から進出し、坂を上がったところで先頭に立ち、そのままゴール。勝ち時計は1分51秒2。

武藤騎手は「競馬が上手。新馬戦としては言うことなし。折り合いも良くて、直線で迫られてからも伸びている。子どもっぽくて、集中しきれていないところはあるけど、まだまだ良くなると思います」とコメント。

新谷師は「後ろから他馬が来たことでもうひと伸びにつながった。小さいけど跳びの大きい馬で、4コーナーの舞台で体力勝負ができればと思っていた。最後は勝負根性を出してくれた。夏はお休みですね」と話した。

同産駒の新馬勝ちは、これが初めて。これまでは21年にデビューしたシャンバラの3着が最高だった。

師は「新馬勝ちは初めてだそうですね。たしかラニ産駒の初勝利もうちの厩舎のリメイク。同じノースヒルズの馬ですね。お世話になっているオーナーですからね。これからも期待されちゃいますね」と笑顔で語った。