04年の年度代表馬ゼンノロブロイ(牡)が2日、けい養先の村上欽哉牧場(北海道新冠町)で死んだ。22歳だった。ゼンノマネジメントが公式フェイスブックで明らかにした。

8月に入ってから心臓機能の低下が見られ、この日朝に起き上がれなくなり、苦しむ様子もなく息を引き取ったという。

管理した藤沢和雄元調教師の話 ロブロイはシンボリクリスエスが引退した翌年(04年)、古馬になって天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念と強い競馬をしてくれました。ヨーク(イギリス)のインターナショナルSに遠征したときも強い馬たちを相手に頑張ってくれました。調教では難しいところもあったけど、普段はそんなことはなかった。タフに走ってくれて、素晴らしい競走馬だったと思います。種牡馬になっても初年度産駒からオークス馬(サンテミリオン)が出たし、私の厩舎ではペルーサやルルーシュ、バウンスシャッセが活躍してくれました。いろいろと力になってくれたし、思い出深い存在です。