天皇賞・春3着馬テーオーロイヤル(牡4、岡田)が本領を発揮する。

アルゼンチン共和国杯(G2、芝2500メートル、6日=東京)に向けて2日に追い切られ、坂路4ハロン55秒0-12秒5で態勢を整えた。秋初戦のオールカマー5着から一変の気配。G1再挑戦を前に、トップハンデ57・5キロの克服に挑む。

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日陰から出て朝日を浴びると、鹿毛に覆われた筋肉の陰影が際立った。闘志をかき立てられるように併走馬へ体を寄せ、テーオーロイヤルが四肢の回転を速める。坂路4ハロン55秒0-12秒5で2歳新馬レイナアレナと併入。数字は地味でも中身が違う。栗原助手は「予定通り。前回とは体の張りが全然違う」と上積みを確信していた。

秋初戦のオールカマーでも態勢は整っていたかに見えた。だが、菱田騎手は返し馬で物足りなさに気づいたという。「休み明けの感じで、これまでと違う感覚だった」。極端なイン有利の馬場で外を回らされたことも響いた。上位4頭は馬番1~3番と逃げ馬。岡田師も「悲観するような競馬ではなかった」と総括する。

一方で、4歳秋を迎えてさらなる成長も見られた。栗原助手は「雰囲気が大人びた感じ。体もあか抜けてめりはりがついてきた」と実感する。先週日曜にはCウッドで帝王賞勝ち馬メイショウハリオを追走して、6ハロン82秒3-11秒5で馬なりのまま併入に持ち込んだ。昨秋から4連勝した頃と比べても、ますますパフォーマンスをアップグレードしている。

春の経験を生かす時が来た。天皇賞・春では自身初の58キロを背負い、一線級に真っ向勝負を挑んで3着。主戦騎手は「あらためて、すばらしい馬だと思った」とした上で「初めて疲れたところを見せた」と指摘した。今回はトップハンデの57・5キロとはいえ、当時よりは軽い。「ここで結果を出さないと」。再び大舞台へ立つためにも負けられない一戦だ。【太田尚樹】

<菱田騎手と一問一答>

-前走を振り返って

菱田 追い切りの段階で十分に動ける態勢にあると感じていたけど、返し馬では休み明けの感じで、これまでと違う感覚だった。

-1週前追い切り(坂路4ハロン55秒0-12秒6)にまたがった感触は

菱田 おおむね予定通りの調教。追い切る前の常歩で、前回のレース前より状態が上がっているのを感じた。1回使ったことで確実に上向いている。

-2歳時からの成長は

菱田 入厩当初は体がアンバランスだったのが解消されてトモに力がついてきた。今は安定感のある走りをしてくれている。

-トップハンデだが

菱田 本当に能力の高い馬。見込まれたのは仕方ない。その中でしっかり結果を出したい。

◆57・5キロはお得? トップハンデは過去10年で14頭が出走して【2 1 1 10】と苦戦している。ただ、4着以下10頭のうち8頭が58キロ以上。57・5キロに限れば4頭で【1 1 1 1】と好走例が多く、昨年はオーソリティが勝利した。お得なハンデといえるかもしれない。