春のクラシック戦線を占う一戦は、ゴールドシップ産駒の2番人気マイネルラウレア(牡、宮)が強烈な末脚で差し切った。勝ち時計は2分2秒9。

道中は7頭立ての最後方でじっくりと脚をためて直線へ。大外から上がり最速33秒7で鋭く伸び、ゴール前でワンダイレクトを鼻差、かわした。

川田騎手は「能力の高い馬です。(馬が)人と意思疎通ができないので、その辺が理解できれば、さらにいい内容で走れると思います」と課題を指摘しつつ、力を評価。宮師は「能力があるね。楽しみ」と目尻を下げた。次走はオーナーと相談しながら決定する。

若駒Sはこれまで、ディープインパクト(05年1着)やマカヒキ(16年1着)など数々の名馬を輩出した登竜門。春の息吹が満ちる頃、父から受け継いだラウレアの末脚が鮮やかに咲くはずだ。