イベント運営で東海地方に滞在中の今週、某士業媒体からの急ぎの取材依頼が入り、急きょ姫路へ。取材後、夜の姫路城(写真)をぶらついていると、かつて某イベント運営で世話になったY氏(60代)から携帯に着信が。「俺も来月65歳でさ。(老齢)年金を繰り下げようかと考えているが、どう思うよ?」。年金、税金、士業関連の記事を書いているタコ(山田)にでも、とりあえず聞いてみるか-。そんな軽い印象の電話でした。

来年、60歳になった瞬間、繰り上げ受給を画策している当方に、繰り下げの相談とは笑っちゃいますが、昨今は国のPRが奏功してか、原則65歳から受け取る老齢年金を繰り下げ受給(66歳~75歳までの間で増額された年金を受給)する年配者も少なくないとか。特にY氏はいまだイベント運営の第一線にいて、経済的にも余裕がありありで、「とりあえず仕事を続け、70歳になったら繰り下げ受給するよ。5年の割り増し分を趣味の馬券に回せばギャンブル人生も安泰だろ。ふふふふ」。

ちなみに、老齢年金を繰り上げ受給した場合、1カ月あたりの減額率は0・4%。逆に、繰り下げ受給だと1カ月0・7%増額に。仮に60歳から5年前倒しで受給すると、原則65歳受給に比べて24%の減額。5年遅らせ70歳から受給すると42%の増額(一度確定した受給額は変わらない)になる。

ここで問題となるのが、どちらがお得かという点。大まかな損益分岐点は80歳で、理屈では80歳より長生きすれば繰り下げ受給に軍配が上がりますが、健康寿命や若いうちに年金を使いたいなど、個別の事情も絡んで一概には言えないのが悩みの種。でも私は迷うことなく60歳から繰り上げ受給しますよ。いつ死んでも後悔しないように、もらえるものは真っ先に(笑い)。

今週のセントライト記念は成長曲線一番のサヴォアフェールで勝負。デビュー2戦はダートも、心身ともに成長した今は芝2000メートルで2連勝と上昇一途。特に番手から2馬身半突き抜けた前走は、同じダートデビューで04年覇者の地方馬コスモバルクをほうふつとさせる強さでした。60歳の繰り上げ受給よりもさらに1年早い“プレ年金”をいただきます。