ニュージーランドのトレンサム競馬場で28日に行われたソーンドンマイル(G1、芝1600メートル)を、日本人の浅野一哉騎手(27)がヒーズアドージー(セン5、L・ラタ)で勝利し、G1初制覇を果たした。勝ちタイムは1分39秒73。

馬場状態は10段階で最も重い「ヘビー10」の発表。最後の直線は各馬が外ラチ沿いに進路を選ぶ難しいレースだったが、早め先頭から力強く押し切った。

「コッジ・アサノ」で呼ばれる浅野騎手は場内インタビューで「(調教師の)リサとこの馬に乗らせてくれたオーナーに心から感謝しています。非常に厳しい状況の中、この馬は素晴らしい走りを見せてくれました」と喜びを語った。

ニュージーランドの日本人騎手は11年に同じソーンドンマイルで田中正一騎手がG1制覇を果たしている。