ストラクター(新種牡馬)

父パレスマリス

母ミスオールウェイズレディ(母父モアザンレディ)

 

■戦績 4戦3勝

■主な勝ち鞍 19年ピルグリムS、ブリーダーズCジュベナイルターフ

■種付け料 70万円 初年度産駒は26年デビューへ

 

<レックススタッド関係者のコメント>

いかにも芝でスピードが生きそうな脚の長い体をしています。父パレスマリスの産駒はストラクターが芝のG1ウイナー、ミスターモノモイがダートのG2ウイナーとなっているので、配合次第ではどちらでも活躍馬が生まれそうです。パレスマリスの母パレスルーマーは14年以降、日本でけい養されており、昨年の神戸新聞杯勝ち馬ジャスティンパレス、阪神大賞典2着アイアンバローズなどを送り出しています。産駒の傾向から芝のレースを狙うならサンデーサイレンス系の繁殖牝馬とダートを狙うならミスタープロスペクター系の繁殖牝馬との配合がいいと思われます。

父は13年のベルモントS、14年のメトロポリタンHなど重賞を6勝したパレスマリス。アメリカの名門・スリーチムニーズファームの生産馬。18年キーンランド社セプテンバーセールで取引された後、翌19年3月のOBS2歳トレーニングセールに上場され、公開調教で好タイムをマーク。セールでは高額4位タイとなる85万ドルで落札されました。

2歳8月にデビュー。直線入り口で先頭に立って押し切り、圧倒的1番人気に応えて勝利しました。続く重賞・ピルグリムSでは抜群のダッシュから好位につけ、4コーナーで先頭に並びかけるとあっさりと抜け出し、デビュー2連勝で重賞ウイナーとなりました。2歳戦の総決算に選んだBCジュベナイルターフでは、馬群の中団インで息を潜め、最後の直線では馬群を縫ってくるように伸びて勝利。3戦無敗でG1ウイナーとなっています。

血統はしっかりとしたバックグラウンドをもっています。北米フレッシュマンサイアーランキングで3位になった本馬の父パレスマリスは、北米のリーディングサイアーであるイントゥミスチーフと常にトップを競うカーリンの血を伝える貴重な種牡馬で、芝ダート双方の重賞勝ち馬を送り出しています。また、本馬の母ミスオールウェイズレディは、10年のBCジュベナイルフィリーズターフ勝ち馬モアザンリアルの全妹です。

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