2番人気サーフズアップが直線で差し切り、重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分53秒4。バースデー勝利となった山下貴之調教師(38)はこのレース初制覇、前日の羽田盃に続く連夜の重賞制覇となった御神本訓史騎手(41)は昨年のスピーディキックに続いて2年連続2勝目を挙げた。

「1頭、強い馬がいたけど、この舞台で勝ち切ってくれてうれしい」と鞍上。桜花賞はメイドイットマムの末脚に屈して2着に敗れたが、その強敵を2冠目で退けた。「いつもスタートは悪くないので出たところで。いいところに納まったと思う」と3番手。先に抜け出したボヌールバローズを直線で差し切った。

山下師は「折り合いがついたのが一番」と距離克服に笑顔。次走は「オーナーサイドと相談して」と未定だが、「東京ダービーか、関東オークスか、休養か」の選択肢から決めることになりそうだ。【牛山基康】

 

サーフズアップ▽父 ドレフォン▽母 ハッピーウェーブ(ゴールドアリュール)▽牝3▽馬主 吉田照哉▽調教師 山下貴之(船橋)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 8戦3勝▽総収得賞金 5126万円▽主な勝ち鞍 23年ユングフラウ賞(S2)▽馬名の由来 波が割れている状態(サーフィン用語)