夏の新潟開幕週のメイン・アイビスSD(G3、芝直線1000メートル)の追い切りが26日、東西トレセンで行われた。

19年覇者で5年連続参戦のライオンボス(牡8、和田正)は美浦南馬場でゲートを確認した。1週前にポリトラック、週末にウッドで時計を出しており、直前は追い切りで負荷を掛けることよりもダッシュ力の強化がテーマ。ゲートを出た後はパワフルなフットワークで向正面を駆け抜けた。「スタートから出る意識をつけました。持ち味を生かすには前で押し切る形の方がいい。少しでも気持ちが入った状態で走らせたいと思います」と和田正師。昨年は10着に敗れたが、20、21年は連続2着。メンバー最多4勝を挙げる「千直王」が復活を期す。