フランスから参戦した仏2冠牝馬ブルーローズセン(牝3、C・ヘッド、父チャーチル)は、まさかの4着に敗れた。

道中は逃げたアバブザカーブの背後を進み、絶好の手応えで追い出し始めたが、最後まで前を走るアバブザカーブとアルフスンの間を抜け出せず。昨秋のG3オマール賞からG1マルセルブーサック賞、今年初戦のG3グロット賞、仏1000ギニー、仏オークスと5連勝中だったが、単勝1倍台の断然人気に応えることはできなかった。

勝ったのは4番人気のアルフスン(牝4、R・ヴァリアン、父ドバウィ)で、G1初挑戦初制覇。鞍上はジム・クロウリーで、勝ちタイムは2分13秒37。

逃げたアバブザカーブ(牝4、J・オブライエン、父アメリカンファラオ)が2着に粘り込み、昨年覇者で2番人気だったホリー・ドイル騎乗のナシュワ(牝4、J&T・ゴスデン、父フランケル)は最後方から追い込んだが、3着が精いっぱいだった。