ランフランコ・デットーリ騎手とモスターダフ(牡5、J&T・ゴスデン)が制した。

勝ちタイムは2分6秒40。前走プリンスオブウェールズに続くG1連勝となった。G1・4連勝中だったパディントン(牡3、A・オブライエン、父シユーニ)は3着に敗れた。

4頭立てで注目された展開。スタートを決めたモスターダフが主導権を握り、それをライアン・ムーアとパディントンが2番手でマークする形になった。ヨーク競馬場の長い直線で最後までモスターダフが先頭を譲らず、押し切った。内をすくったナシュワが1馬身差2着。パディントンは3着に敗れた。

今年限りでの現役引退を表明しているランフランコ・デットーリ騎手はこれが英インターナショナルS史上最多の6勝目。これまでに96年ホーリング、97年シングスピール、01年サキー、04年スラマニ、07年オーソライズドで制しており、16年ぶりの勝利となった。レース後のインタビューでは「パディントンに勝つには前に行くしかないと思っていた」と会心の勝利を振り返っている。レーシングポスト電子版はジョン・ゴスデン調教師の言葉を伝えており、「フランキー(デットーリ)はいつも最高の戦術家です。彼は競馬場では天才です、世界中のどこへ行っても。カメレオンのようです。どんなスタイルの競馬にも適応できる」と絶賛している。

モスターダフは3月のドバイシーマCでイクイノックスの4着に敗れたものの、プリンスオブウェールズS、英インターナショナルSを連勝。この日は主戦のジム・クロウリー騎手が騎乗停止のため、代打デットーリとのコンビで結果を出した。昨秋の凱旋門賞は最下位20着に敗れており、「軟らかい馬場になるので、凱旋門賞を走らせるつもりはない。10ハロン路線を進みます」とゴスデン師は明言している。今後は愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、9月9日=レパーズタウン)が目標になる。