6番人気ロンドンアームズ(牝、伊坂、父グレーターロンドン)が競り勝った。勝ち時計は1分38秒1。

道中は中団前めを追走。徐々に位置を上げて3番手で直線を向くと、じわじわと脚を伸ばし、スミレファーストを首の上げ下げで鼻差退けた。

近親に08年秋華賞馬のブラックエンブレムがいる血統。馬主の窪田芳郎オーナーは同馬の父グレーターロンドンも所有していた。鞍上の三浦騎手は「追い切りにも乗せていただいて、陣営ともいろいろと話し合いましたが、オンとオフがはっきりしすぎている馬なので、最後にオンになるように変にスイッチが入らないように心がけました。位置を取ってもコントロールが利いていましたし、狭いところを割ってくる根性は素晴らしかったです。今日の内容なら距離を延ばしていけると思いますがテンションが鍵ですね。いい瞬発力でした」と評価した。

伊坂師は「すごい根性ですね。よく頑張ってくれました。まだエンジンが隠されていると思いますし、距離も1800メートルでデビューしようかとも考えていたほどでした。まだ成長途上なので今後はオーナーと相談して決めたいと思います」と話した。