03年札幌記念(G2)など重賞3勝を挙げたサクラプレジデント(牡)が、余生を過ごしていた繋養の新和牧場(北海道新ひだか町)で15日に死亡した。24歳だった。19日にジャパン・スタッドブック・インターナショナルで訃報が発表された。

サンデーサイレンス産駒の同馬は、美浦・小島太厩舎所属で02年にデビュー。札幌新馬戦、札幌2歳Sで連勝を飾り、同年の朝日杯FSでは1番人気に推されたが、エイシンチャンプの首差2着に敗れた。年が明け、始動戦のスプリングS(2着)をたたいて臨んだ皐月賞ではネオユニヴァースとのデッドヒートとなり、頭差で2着に惜敗。日本での初G1制覇に興奮したM・デムーロ騎手が、ゴール後にサクラプレジデントの鞍上・田中勝春騎手の頭を荒っぽくたたいたシーンは話題となった。古馬になると武豊騎手とコンビを組んで札幌記念、中山記念を制した。JRA通算12戦4勝。