サウジアラビアRC2着のボンドガール(牝、手塚)が桜花賞(G1、芝1600メートル、4月7日)へ向けた1週前追い切りを行った。初コンビを組む鮫島克駿騎手が駆けつけ、美浦ウッドで6ハロン79秒8-11秒2(強め)の猛時計をマーク。僚馬2頭を最後方から追走し、スピード感十分に併入した。

初コンタクトを取った鞍上は「時計が速かったので折り合いは付きやすかったです。速いところに行けばスムーズだけど角馬場では折り合いの難しさを感じました。間隔は空いていますが動けそう。いい動きのポイントを確認できたので来て良かったです。新馬戦で負かした相手も早々たるメンバーですからね。能力はあると思います」と特徴をつかんだ様子だった。

新馬戦ではのちの重賞馬チェルヴィニア(アルテミスS制覇)、コラソンビート(京王杯2歳S制覇)をはじめ、フェアリーS2着のマスクオールウィン、アネモネSを勝ったキャットファイトなど桜花賞に駒を進めたハイレベルな馬たちを負かした。まずは抽選を突破し、大舞台のスタートラインに立ちたい。【井上力心】