今年開業した千葉直人調教師(37)が、3月9日の初出走から18戦目で待望のJRA初勝利を決めた。

セイウンプラチナ(牡5)が武豊騎手を背に逃げ切り勝ち。千葉師は「素直にうれしいです。関係者の皆さまに感謝したいです。武豊騎手が思うように乗っていただいた。すごいですね。全てがうまくいったと思います。西山オーナーも騎手や助手をやっていたころからお世話になっていて、縁のあるオーナーの1人ですので、勝てて感無量です」と感謝の言葉を述べた。

また同師はJRA学校22期生の卒業生。10日にこの世を去った藤岡康太騎手は1期後輩にあたり、「康太が事故で亡くなってしまって。先日『中京で乗せてね』と言われたばっかりでした。なので悔いは残ります」と思いをはせた。