08年秋華賞で16番人気3着となり、3連単1098万円馬券を演出したプロヴィナージュ(牝20)が11日に息を引き取った。17日までにけい養先のStable Happy VoyageがSNSで発表した。

フレンチデピュティ産駒の同馬は美浦・小島茂之厩舎から07年にデビュー。ダートで2勝し、08年関東オークスでは白毛馬ユキチャンの2着に入った。初の芝レースとなったラジオNIKKEI賞で9着、ダートに戻りシリウスS16着後、中1週で秋華賞へ参戦。佐藤哲三騎手を背に逃げ粘り3着に食い込んだ。僚馬の11番人気ブラックエンブレムが1着、8番人気ムードインディゴが2着に入り、3連単は1098万2020万円の高配当。JRA・G1では15年ヴィクトリアマイルの3連単2070万5810円に次ぎ2位の高配当記録となる。

同牧場は「3月11日、プロヴィナージュ号が永眠いたしました。放牧中の事故により左上腕骨を骨折、予後不良により安楽死の処置を行いました。外傷がなかったことから、ミスステップによるものと推測されます。2023年にエピファネイアの産駒を出産後繁殖を引退、穏やかな余生を過ごしていました。年下の彼氏や気の合う歳の近い女友達もでき、第三の馬生を謳歌(おうか)していただけに残念でなりません。『応援していただいた方々にも偲んでいただければ、プロヴィナージュも喜んでくれるかと』という現役時代からのオーナー様のご意向により、訃報をお知らせすることといたしました。放牧地でごろごろと横になるのが好きだったプロヴィ。立ち上がるのに失敗してしまったのかな…プロヴィナージュの安らかな旅立ちを願います」(原文まま)とつづった。