日曜の新潟競馬場では、夏の風物詩アイビスサマーダッシュ(G3、芝直線1000メートル、サマースプリントシリーズ第3戦、8月3日)が行われる。

前走・韋駄天Sで復活勝利を挙げたテイエムスパーダ(牝6、小椋)には、3厩舎での重賞制覇という珍しい記録がかかる。五十嵐厩舎時代には22年CBC賞を、木原厩舎時代には23年セントウルSを制覇。それぞれ鞍上の今村聖奈騎手、富田騎手はJRA重賞初勝利だった。3走前のオーシャンS後に同馬を引き継いだ小椋研介師(43)にとっては自身の重賞初タイトルがかかる一戦。「3厩舎で重賞を勝つっていうのもないですよね」と話す。

転厩初戦の愛知杯で17着に大敗し、小椋師は調教にスパイスを加えた。デビューから数えるほどしかなかったCウッドでの追い切りを取り入れた。「結果が出ていなかったので変化をつけたかった。集中力という面でも、長いところで追い切りを行ったのが良かったのかもと思う」。前走の勝利は早速の結果だった。

今回に向けた24日の1週前追いもCウッド。6ハロン80秒1-11秒1の好時計をマークした。「体をよく使って、動き以上に時計が出ていた。力は出せる状態。あとは枠順だけですね」。昨年のアイビスSD3着、前走・韋駄天S1着と直線競馬は大得意。舞台は整っている。【下村琴葉】