3番人気のファーンヒル(牡6、小林・荒山勝)が直線の争いから抜け出し、南関東への転入初戦を重賞制覇で飾った。笹川翼騎手(31)はギシギシで制した22年以来、このレース2勝目。荒山勝徳調教師(56)は初制覇となった。

新たな環境に移って初の1000メートル。そんな未知の条件、大外14番枠スタートでも終わってみれば完勝だった。3番手のポジションで運び、直線半ばで抜け出すとセーフティーリード。3馬身差でゴールを駆け抜けた。「返し馬から調子の良さを感じて、転入初戦でも自信を持って乗りました」と笹川騎手。「気難しさがあるということで、いかに気持ちを切らさず走らせるか」をテーマに臨み、見事なエスコートを見せた。視界の広がる勝利を挙げて飛躍の秋へ。11月3日の船橋ではJBCスプリント(Jpn1、1000メートル)が行われる。荒山師は「1回放牧に上げて、直でJBCが(選択肢として)一番強いかな。同じ舞台なので、楽しみですね」とローテを思案。大一番が視界に入った。【渡辺嘉朗】

 

■ファーンヒル ▽父 キンシャサノキセキ▽母 ラブディラン(ディラントーマス)▽牡6▽馬主 (株)カナヤマホールディングス▽調教師 荒山勝徳(小林)▽生産者 谷岡牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 26戦5勝(うち中央25戦4勝)▽総獲得賞金 1億2603万5000円(うち中央1億503万5000円)▽馬名の由来 ポエム名