札幌開催は今週を含めて残り3週間となりました。僕の北海道出張は残り4日です。平日は函館競馬場で取材をしていますが、馬の頭数もどんどん減ってきている印象で、「もう北海道開催が終わるのか…」と感じています。しかし、素質馬はそろっています。札幌開催最終週の9月6日(土)、札幌2歳S(G3、芝1800メートル)組が函館でレースに向けて調整しています。
函館の新馬戦を7馬身差で圧勝したショウナンガルフ(牡、須貝)は21日、荻野琢騎手(レースは池添騎手)で追い切りを行いました。函館芝コースで5ハロン65秒1-12秒0。リラボニート(古馬3勝クラス)を追走して半馬身ほど遅れましたが、力強い動きを見せました。またがった荻野琢騎手は「まだレースまで2週間ありますし、このひと追いで変わってきそうです。背中が良く、乗り味はいいですし、左右のバランスもいいです」と感触を伝えていました。
良血スマートプリエール(牝、大久保)もこの日に追い切りを行いました。和田陽騎手が騎乗して、函館ウッド4ハロン54秒7-12秒8。エリセイラ(3歳未勝利)を追走してわずかに遅れましたが、動きには軽快さがありました。「まだ2週間ありますし、これから追うごとによくなってきそうな雰囲気があります。昨日(20日)に雨が降った影響で馬場は悪かったですが、道中の感じは良かったです」と和田陽騎手。重賞4勝のスマートレイアーを母に持つ血統馬で、ポテンシャルは間違いないですし、楽しみは広がります。
スマートプリエールにまたがった和田陽騎手は、札幌2歳Sに向けて始動したポペット(牝、高橋康)の調教にも騎乗しています(レースは橋木騎手)。函館競馬場に入厩して初めての馬場入りとなりましたが、「2歳馬ですが、動けていますね。これからレースに向けて良くなってくると思います」とのこと。札幌芝1500メートルでの新馬戦で、中団から上がり最速33秒9の末脚を使い、3馬身差で快勝している馬ですし、要注目の1頭です。
DG競走3勝アーテルアストレアの半弟アーレムアレス(牡、橋口、父ハービンジャー)もいい動きをしています。20日に函館ウッド5ハロン69秒8-12秒6と、ハツラツとした動きでした。アーレムの後方で追い切っていたウインカーネリアン(キーンランドC出走馬)に騎乗した助手さんに「その2歳馬、動いているね」と声をかけてもらったそうで、「すごくうれしかったです。僕自身も動きは良かったと感じましたし、牧場からいい状態で帰ってきて、とにかく順調なのが何よりです」と担当の酒井助手。好メンバーの新馬戦で1馬身4分の3差の快勝でしたし、ポテンシャルの高さは間違いないです。
札幌2歳Sは、クラシックに向けての大事な出世レースです。過去5年を見ても、ソダシ(20年1着)、ユーバーレーベン(20年2着)、ジオグリフ(21年1着)と牡牝クラシックを制する馬が出ています。今年はどの馬が制するか、注目したいです。
【藤本真育】

