日曜阪神メインの秋華賞トライアル、ローズS(G2、芝1800メートル、14日、3着まで優先出走権)で、ルーキー田山旺佑(おうすけ)騎手(19=新谷)が重賞初騎乗を迎える。コンビを組むのは、初タッグの前走で勝利を導いたアイサンサン(佐々木)だ。同馬を所有する岡浩二オーナーへ、恩返しの白星を狙う。

   ◇   ◇   ◇   

熱い気持ちをここでぶつける。デビューから半年以上が経過し、勝利数を「9」まで積み上げ、待ち望んだ重賞への挑戦権をゲットした。「やっぱりモチベーションは上がりますね。レースに対する気持ちの持って行き方は変えていないですが、自分自身の中で気持ちが引き締まります」と真っすぐな口調で伝えた。

タッグを組むのは、前走で自ら勝利へと導いたアイサンサン。「前走で強さを感じましたが、1週前追い(4日の坂路で4ハロン50秒5-12秒1)に乗って、改めてポテンシャルの高さを感じました。活気があって動きも十分です」と信頼を置くパートナーだ。

同馬の岡浩二オーナーは、父の友人の知り合いという縁のある存在。3月9日のデビュー初勝利も、同オーナー所有のツキノアカリだった。「岡社長がいなかったら自分の中の世界が違っていたし、感謝してもしきれないです」。重要なレースを任せてもらった恩を返すために、最高の結果を届けたい。

「ひとつ、ふたつ抜けたものがないと、目をつけてもらえないというのは感じていますし、同期にも先輩のジョッキーにも勝てるようになりたい」。厳しい勝負の世界で勝ち残るため、乗り越えなくてはならない壁がある。騎手デビューの地で、初勝利も飾った仁川の舞台。重賞初騎乗でも物おじすることなく、勝利を狙っていく。【原田竣矢】

 

◆田山旺佑(たやま・おうすけ)2006年(平18)7月20日、兵庫県生まれ。新谷厩舎から今年3月1日阪神でデビュー。父が空手道場「田山道場」の師範ということもあり、幼い頃から小学5年生まで空手を続けるも競馬への憧れから騎手の道を選んだ。先週終了時点でJRA200戦9勝。162・5センチ、47・8キロ。