いよいよ、今年も凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=パリロンシャン)だ-。日刊スポーツは新聞で、ニッカンコムで、全力で情報をお伝えしてきました。あとは予想を当てるだけ。ここでは本紙精鋭記者たちがこん身の予想を披露します。舟元祐二記者の狙いは…。
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凱旋門賞といえば、ザルカヴァを思い出す。7戦7勝。無敗で引退したフランスの天才少女のラストランとなったレースが08年凱旋門賞だった。最内枠からのスタート直後にバランスを崩し、インのまま後方へ。そこからずっと包まれ続けた。しかし、直線ではまさに「そこのけそこのけお馬が通る」と言わんばかりに間隙(かんげき)を突いて、一瞬にして抜け出してきた。接触もあったはず。「凱旋門賞を勝つにはこういう競馬もできないといけないのか」と思わされた一戦だった。いくら斤量差があるとはいえ、3歳牝馬のその強烈な走りっぷりには、今でも戦慄(せんりつ)する。
馬券はやはり地元の3歳牝馬だ。その名はゲゾラ。今年の仏オークス勝ち馬はじわじわと伸び続けた。前走のヴェルメイユ賞は2着で、1歳年上のアヴァンチュールに勝ちを譲った。しかし、6月からの休み明けで、初の2400メートル。どのくらい反応して、どのくらい伸びるのか、タイミングをうかがう競馬だった。大一番を前にパリロンシャンの芝2400メートルで予行練習ができたと前向きに捉える。さらに、今年4月に5カ月の休み明けで出走したヴァントー賞で3着。その後に5月のサンタラリ賞、6月の仏オークスを連勝しており、「たたき良化型」と受け取れる。重、不良馬場でも勝ち星があり、降雨による馬場悪化にも対応できる。フォルスストレートから最後の直線で、持続力のある末脚で先頭に躍り出るはずだ。単複(18)。【舟元祐二】

