デビュー11年目の野中悠太郎騎手(28=根本)が、9日東京のアルゼンチン共和国杯(G2、芝2500メートル)でニシノレヴナント(セン5、上原博)とともに人馬重賞初制覇を狙う。
前走のオクトーバーSは22年12月以来、およそ3年ぶりのコンビ再結成だった。ほぼ最後方から上がり最速32秒9の瞬発力を繰り出して瞬く間に突き抜け、13番人気の低評価に反発した。3連単は34万円超。波乱の立役者となった。野中騎手は「すごい脚でしたね。本当なら流れに乗りたかったんですが、新たな面を見せ、いい意味で期待を裏切ってくれました。去勢で気の悪さがなくなり、別馬だと思うくらいいい馬になっています」と想像以上のパフォーマンスに舌を巻く。
西山茂行オーナーへ恩返ししたい思いも強い。日曜東京ではレヴナントを含め4頭の所有馬に騎乗。デビューからサポートを受けてきた。「初騎乗もオーナーの馬(タマヨリモハヤク)でずっとコンスタントに乗せていただいていています。前回京都大賞典を除外になった時もすぐに依頼の連絡を下さいました」と明かす。「引き続きチャンスをいただいたしオーナーの思いが詰まった血統(父ネロ、母ニシノアモーレ)。メンバー的にもと思う。頑張りたいと思います」。悲願の重賞タイトル獲得へ、オーナーへの感謝の思いも胸に全力騎乗を誓う。【井上力心】

