ゼーロスが1番人気に応え、重賞初制覇を飾った。笹川翼騎手(31)はミサイルマンで制した16年以来、荒山勝徳調教師(56)はトロヴァオで制した15年以来のハイセイコー記念制覇となった。
道中は先行集団を見る形で6番手あたり。勝負どころを迎えると外々を絶好の手応えで進出し、4角先頭から堂々押し切った。地元に戻っての完勝劇に「前走はすごいレースを見せてしまって」と切り出した笹川騎手。初の川崎、左回りの鎌倉記念で1角をうまく回れず、外に大きく膨れた。懸命に追い込むも3着敗戦。それでも「ちゃんと走れば、これくらい走れるので良かったかなと思います」と今回の好結果に声も弾んだ。荒山師も「前走は左回りで、思ってもないパフォーマンスをやってくれたので」と苦笑いだが、「今日は力のあるところも見せてくれました。次のステップに向かって、無事に行ってほしい」。まだ幼さを残す大器が、南関東の同世代を引っ張っていく。【渡辺嘉朗】
■ゼーロス ▽父 ダノンレジェンド▽母 サトノニーケ(マンハッタンカフェ)▽牡2▽馬主 (株)カナヤマホールディングス▽調教師 荒山勝徳(小林)▽生産者 千代田牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 4戦3勝▽総獲得賞金 3270万円▽馬名の由来 ギリシア神話に登場する神
●勝負服
<ポッドフェスタ=2着>矢野騎手 4コーナーで勝ち馬に離されたところで並べるぐらいの手応えがあればかわせたと思う。馬がいれば頑張れる。今日は走り切っていない。距離が延びていい。
<ロウリュ=3着>吉原騎手 思ったよりスタートで出ていかなかった。自分のリズムで行って、最後はしっかり脚を使っていた。直線で手前を替えなかったので、のびしろはある。
<プロローク=4着>藤田騎手 道中はいい感じでしたが、スイッチのオン、オフが不安定。幼さはあるけど、今日のような競馬ができたのは収穫です。
<ゴーバディ=5着>吉井騎手 ペースは淡々と理想通りでしたけど、勝ち馬を外に回して逆にマークされて力でねじ伏せられた。間が空いていたので、体はちょっと余裕ありました。

