1番人気のアドマイヤクワッズ(牡、友道)が、1分33秒1の2歳コースレコードで重賞初勝利を決めた。直線で内から一気に伸び、カヴァレリッツォ(牡、吉岡)との激しいたたき合いを制した。無傷2連勝となり、次走には12月21日阪神の朝日杯FS(G1、芝1600メートル)を見据える。
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肌寒い淀の空気を忘れさせるような、2頭の熱い競り合いだった。最後に頭差で勝利したのがアドマイヤクワッズだった。
五分のスタートを切った後は、8頭の小さな馬群の後方にそっと位置取り、リズム良く脚をためた。4コーナーをカーブして迎えた直線。外回りコースでラチがなくなることで開いた内のスペースに侵入すると、温存した力を一気に開放した。3着以下を5馬身突き放した、2着カヴァレリッツォとの一騎打ち。勝ち時計1分33秒1のレコードでライバルを打ち破った。
坂井騎手は「いい勝負根性を見せてくれました」と相棒のメンタルを評価。新馬戦の勝利に続き、非凡な能力を見せた。「初戦から非常に期待していた馬で、力通りだと思います。上のクラスでもやれる力はあると思います」と今後に期待を込めた。
偉大な“先輩”の背中を追いかける。名門・友道厩舎にとってデイリー杯2歳Sの勝利は18年アドマイヤマーズ以来2度目。G1・3勝を挙げ、世代屈指のマイラーとなったマーズと同様に、次走は馬の状態を見ながら朝日杯FSに向かう。友道師は「(前走と)違うコース、違う条件で勝てたのは良かった。改めて力を確認できた」とうなずいた。レコードVの勢いに乗り、クワッズがスターダムに駆け上がる。【原田竣矢】
◆アドマイヤクワッズ ▽父 リアルスティール▽母 デイトライン(ゾファニー)▽牡2▽馬主 近藤旬子▽調教師 友道康夫(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 2戦2勝▽総獲得賞金 4580万8000円▽馬名の由来 冠名+4枚の同じ数字のカードがそろった強力な役(ポーカー用語)

