エンテレケイアが1番人気に応えて押し切り、吉原寛人騎手(42)、小久保智調教師(54)と人馬で連覇を飾った。時計は59秒1(良)。馬は5つ目の重賞タイトル獲得となった。
スタート後、内で主張するライバルを追っていき3角では先頭。4角手前で抜け出し、自分の形に持ち込むと簡単には止まらなかった。最後は強襲してきたザイデルバストに4分の3馬身差でゴール。4戦ぶりの白星に鞍上の強い思いがにじんだ。「今年は調子がいい中で結果を出せず悔しかった。今日は絶対勝つぞという気持ち。勝ち切ってくれてうれしいです」と吉原騎手。路線の主役を担ってきた中で近3走はひと息。それでも巻き返しを期す一戦で「もうひと踏ん張りできるのが良さ。それをうまく生かせた」と完璧にエスコートした。7歳の暮れに差しかかっても地力は健在。次走は未定も、小久保師の「また来年もあるので」という言葉には大きな期待が詰まっている。【渡辺嘉朗】
◆エンテレケイア ▽父 アジアエクスプレス▽母 スターレット(ブライアンズタイム)▽牡7▽馬主 小田吉男▽調教師 小久保智(浦和)▽生産者 谷川牧場(北海道浦河町)▽戦績 45戦11勝(うち中央8戦1勝)▽総獲得賞金 1億5642万円(うち中央1370万円)▽主な勝ち鞍 24年習志野きらっとスプリント(S2)、アフター5スター賞(S3)、船橋記念(S3)、25年川崎スパーキングスプリント(S3)▽馬名の由来 完成された現実性(哲学用語)

