競馬界で最も有名な通訳・レースホースコーディネーターであり、日本馬初のBC競走制覇、日本馬初のBCクラシック制覇など歴史的な瞬間に立ち会ってきた安藤裕氏(46)から今週も日刊スポーツにホットなコラムが届きました。いよいよ、サウジアラビア遠征が目前に迫っています。
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こんにちは。今週は、いよいよ直前となったサウジアラビア遠征のお話をしたいと思います。
今回の遠征では、私は矢作厩舎、高柳大厩舎、前川厩舎のサポートさせていただきます。今年のサウジカップデーは、ラマダンの時期を避けるために昨年より1週前倒しで開催されることになり、準備もすべて前倒しで進みました。その影響で、サウジアラビア国内で予定されている他の大型イベントと日程が重なり、首都リヤドはかなりのにぎわいになりそうです。これまでさまざまな海外遠征に同行させていただいてきましたが、サウジカップデーは唯一、第1回から関わらせていただいているレースです。複数のイベントで街全体が盛り上がるリヤドを見るのは初めてなので、どんな雰囲気になるのか今からとても楽しみです。
そして、肝心の馬達ですが、明日の午後に関空を出発して同日夜の22時頃にリヤドへと到着し、深夜にキングアブドゥルアジーズ競馬場の検疫に到着する予定です。私は、馬が出国した後の夜の便でサウジアラビアへ向かう予定です。サウジアラビアの気候について皆さま、どんなイメージをお持ちでしょうか? 私の過去の経験では、朝は冬らしい気候でかなり冷え込む一方、日中が暑く、1日の寒暖差が激しい印象です。今年は1週前倒しになったにも関わらず、例年以上に気温が高くなりそうなので、日本馬の体調にどんな影響を与えるか少し気がかりです。ただ、日本の暑さと違い湿気が少なくて、カラッとした暑さなのでうまく順応できると思います。来週のコラムでは、現地の様子などをお伝えしたいと思います。お楽しみに。
【レースホースコーディネーター】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」)
◆安藤裕(あんどう・ひろし)1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。98年に渡英し、ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手として北米などで騎乗した。ケガで引退後はプロ野球の通訳を経て、11年に株式会社FELESを設立。調教情報の管理システムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や海外に遠征する日本馬のサポートなど幅広く活躍中。

