昨年の年度代表馬フォーエバーヤング(牡5、矢作)が史上初の連覇を果たした。ルクソールカフェ(牡4、堀)は5着、サンライズジパング(牡5、前川)は6着だった。
昨年にダート世界一決定戦BCクラシックを制し、年度代表馬として臨んだ一戦。砂漠の夜にライトで照らされた最後の直線で、坂井瑠星騎手(28=矢作)を背に、最強たる実力を見せつけた。再び世界最高賞金レースを制し、ラストイヤー初戦を白星で飾った。
道中は好位に内をキープ。直線入り口で早々に先頭に立つと、迫る米国のナイソス(牡5、B・バファート)を1馬身振り切る横綱相撲を見せた。3着にはカタールのタンバランバ(セン6、H・アルジェハニ)が入った。坂井騎手は「アメージングな馬です。信じて乗りました。重圧より喜びです。誇りに思うしみんなにありがとうと言いたい。(発走は日本時間午前2時40分で)遅くまで応援ありがとうございます!」と充実の表情を見せた。
難しい調整を乗り越えた。今年序盤のターゲットはサウジCとドバイワールドCの連勝。1、3着に終わった昨年を踏まえ、今回は東京大賞典をパスして臨んだ。
鞍上いわく「本当は使ってからの方が良くなる馬」。前走BCクラシックから3カ月ぶりのぶっつけ本番。出国前には太め残りも懸念された中、世界に名をはせる厩舎力できっちり間に合わせた。矢作師も「しっかりできていると思った」と納得して送り出した。
歴史的名馬は総獲得賞金も桁違いだ。レース前の時点で29億9350万4900円を稼いでおり、今回の勝利で45億円を突破する見通し。次戦のドバイワールドC次第で「50億円ホース」となる。
現役最後の1年で好発進を決めた。4歳で引退する名馬も多い中で、サイバーエージェント会長の藤田晋オーナーが「単純に私が5歳も競馬するところが見たい」と望んで現役を続行したラストイヤー。こちらも史上初となるサウジ&ドバイ連勝へ、アラビアの夢は続く。

