輝く場所を求めて再出発だ。今週開幕の東京日曜メインでは伝統のG2、毎日王冠(芝1800メートル、10月4日、1着に天皇賞・秋優先出走権)が行われる。

注目は3歳馬リアライズシリウス(牡、手塚久)だ。皐月賞はレコード決着の2着と善戦もダービーは7着。秋は距離を縮め、2冠馬ロブチェンを破った共同通信杯と同じ舞台で始動する。

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悔しさの先に光が見えた。リアライズシリウスは2000メートルの皐月賞2着から、2400メートルのダービーへ参戦。持ち前の先行力を生かして4角先頭と攻めたが7着。府中の長い直線で歯を食いしばったものの、最後は同世代の猛者にのみ込まれた。全6戦で手綱を取る津村騎手は肌感覚から「距離が一番の敗因だと思う」と分析。陣営で協議を重ね、共同通信杯を制した東京芝1800メートルを秋の始動戦に選んだ。

再び輝く態勢は整いつつある。今月2日に帰厩。2週前から津村騎手がまたがり、1週前はウッドで3頭併せ。直線での仕掛けに若干ぎこちなさを見せ、中ソラネルマン(古馬1勝クラス)に半馬身遅れたが、外ショーマンフリート(古馬3勝クラス)には1馬身先着した。5ハロン66秒4-11秒4(末強め)と時計も上々。津村騎手が「重い馬場で少し遅れたが、これで来週には仕上がると思う。重厚感が出た」と手応えを示せば、手塚久師も「手前を替えず満足ではないけど、休み明けとしてはいい」と及第点を与えた。

初対戦の古馬相手でも自信がある。津村騎手は「左回りの方がいい気がするし条件はベスト。見劣りはしない」と言い切る。手塚久師は「いい結果が出れば大舞台に行きたい」と中3週の天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、11月1日=東京)なども視野に入れる。馬名にある「シリウス」は、太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星。自らが最も輝ける舞台から、1等星を目指す。【桑原幹久】