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ハローキティ ニッカン特命記者

旅に行キティ 第74回: 福井県越前市 - ハローキティ ニッカン特命記者 : 日刊スポーツ

あなたの知らない絵本の世界

絵本館「砳」の入り口では、かこさんの写真とだるまちゃん(右)らのキャラクターが出迎えてくれる
絵本館「砳」の入り口では、かこさんの写真とだるまちゃん(右)らのキャラクターが出迎えてくれる

<第74回 : 旅に行キティ>◇福井県越前市

絵本の世界へようこそ。福井県越前市は「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」などを生んだ絵本作家かこさとし(加古里子)さんの出身地です。かこさんは昨年亡くなられるまで、故郷とタッグを組んで子供たちのための町づくりに尽力していました。「だるまちゃん」などのキャラクターがあふれる町を、ニッカン・ハローキティが満喫してきました。

  • <かこさとしふるさと絵本館「砳」(らく)>
    北陸福井に秋が訪れ山々が色づき始めました。越前市は三方を山に囲まれた武生盆地の真ん中にあります。かこさんが子供たちを思って描いたかわいいキャラクターが、町のあちこちに登場するのです。キティちゃんは越前市都市計画課の方(以下越前)とともに、市の中心部を歩いてみました。
  • キティ きれいに整備された道だね。住宅街の中にレンガ造りの建物があるけど、あれは何なの?
  • 越前 かこさとしふるさと絵本館「砳」(らく)と言いましてね。かこさんの絵本や原画が展示されて、子供たちが遊べるいろんな部屋もあるんですよ。入ってみましょうか。
  • キティ うわあ、かわいらしい人形がいるよ !
  • 越前 あれは右から「だるまちゃん」「てんぐちゃん」「かみなりちゃん」なんです。かこさんの代表作でもある「だるまちゃん」シリーズの人気キャラクターですよ。絵本の世界へようこそと、そろってお出迎えしているんですね。
  • <だるまちゃんらキャラクターがお出迎え>
    絵本館「砳」は2013年4月に開館しました。越前市が絵本を通じて乳幼児期からの読書習慣を身に付け、創造力や探究心を育ませたいという思いから設立した施設です。今年7月には来館者が25万人を超えました。
  • キティ いろんなお部屋があるんだね☆
  • 越前 1階にある「あそびのへや」は昔のおもちゃで遊べたり、イベントを行ったりしています。「えほんのへや」は、かこさんはじめ国内外の人気絵本や紙芝居が5000冊以上そろえてあるんです。いろんな絵本が読みたいだけ読めるんですよ。乳幼児と保護者のために、赤ちゃん絵本コーナーや授乳室もありますね。
  • キティ 2階もあるよ♪
  • 越前 3つ目は「もとのえをみるへや」ですね。かこさんが描いた絵の複製や、越前市で過ごした時の資料が展示されています。屋外には、だるまちゃんやかみなりちゃんの遊具がありますし、ケンパが描かれています。絵本館から紫式部公園までは散歩道になっているし、子供から大人まで来られたみなさんが笑顔になれる場所にしたいですね。
かこさんのイラストがある武生中央公園のかざぐるま塔
かこさんのイラストがある武生中央公園のかざぐるま塔
  • <子ども時代をたっぷり過せるように>
    かこさんは「 砳」の監修を務められました。開館にあたり以下のメッセージを寄せています。
    「子どもが社会人に成長するには、学校と家庭での指導教育と共に、子ども自身の生きる力が必要です。子はハイハイからやがて体各部を自由に使えるようになると、仲間と声をあげて遊び、気に入った事に夢中になります。この間知恵と経験を蓄え、豊かな心に生きる力が備わってゆきます。この子ども時代をたっぷり過せるよう、この絵本館がお役に立つよう願っています」(原文のまま)
  • キティ かこさんは子供のことを第一に考えていたんだね。
  • 越前 東京大学在学中から子供向けの演劇脚本を書き始めたり、大学を出て研究所で働きながら紙芝居を描いていたんです。33歳で絵本作家としてデビューしました。小2で東京へ引っ越していますが、頭の中に残っているのは越前の風景や暮らしぶりだったそうですよ。そこで晩年は故郷への協力を惜しまなかったみたいです。
  • <武生中央公園でも子どもたちに学びを>
    キティちゃんは「砳」から北へ歩いて約3分、近くにある武生中央公園へやって来ました。
  • キティ おもしろそうなものがいっぱいあるね♪ みんな楽しそうに遊んでいるよ !
  • 越前 この公園もかこさんが監修したんですよ。「次世代の人が育つ空間」「絵本の世界を映し出す空間」「地域活性化の核となる空間」の3つのコンセプトのもと、17年8月にはだるまちゃん広場もオープンしたんです。
    公園には市立図書館やスポーツアリーナ、庭球場などとともに、だるまちゃん広場と呼ばれる遊び場があります。ランドマークの遊具「からすのパンやさんのかざぐるま塔」や跳躍器具の「ふわふわ雲」、「だるまちゃんとてんぐちゃん」をテーマにした散策ルートも設定されています。
  • キティ あれもかこさんの絵じゃないの?
  • 越前 そうですね。あの建物は文化センターと言って壁面はだるまちゃんシリーズのキャラクターが行進しているんです。今では町のシンボルになっていますよ。おかげさまで昨年、公園の利用者は100万人を超えたんです。
  • キティ すごい! 今日も子供がいっぱいだもんね。
  • 越前 公園内の看板にはかこさんのキャラクターが登場していて、箸の置き方や宇宙の誕生などを優しく説明しています。「楽しみながら大事なことを身につけよう」と子供が生きていくために必要なことを、教えてくれているんですね。この公園だけでなく市民バス「からすのパンやさん号」は、かこさんの絵がラッピングされています。かこさんは昨年亡くなられてしまいましたが、これからもその思いを受け継いで町づくりに生かしていきたいと思っています。
  • ◆かこさとし(加古里子) 本名・中島哲。1926年(大15)3月31日、福井県越前市(旧国高村)生まれ。7歳で東京へ転居。工学博士。技術士(化学)。児童文化研究者。「からすのパンやさん」を代表にする「かこさとしおはなしのほん」シリーズ、「うつくしい絵」、「だるまちゃん」シリーズ、「とこちゃんはどこ」、「かこさとしからだの本」シリーズ、「伝承遊び考」など作品は600点以上。08年菊池寛賞受賞。18年5月2日に92歳で死去。
  • ◆アクセス かこさとしふるさと絵本館「砳」は越前市高瀬1の14の7。JR武生駅から車で約5分、越前市民バス市街地循環南ルート・北ルート「ふるさと絵本館前」下車、徒歩1分。10〜18時開館、休館日は毎週火曜と祝日翌日と12月28日〜1月4日。入場無料。福井県越前市は05年に武生市と今立町が合併して発足。人口8万2184人(9月1日現在)。

[2019年10月23日付 日刊スポーツ大阪版掲載]

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