蒸し米に布をかけ、後ろ髪を引かれる思いで避難した。戻ったときにはすべてが焼失していた。しかし小林さんは、翌日には「もう1度ここで酒を造る」と決断。「直すという選択肢はなく、やるかやらないかの二択だったから決断できたのかもしれません」。現在は煙突やがれきは撤去され、基礎だけが残る。「更地にし、そこからどうなるか。来季までの再建はまだ夢です」。急に酒造りができなくなった蔵人のために、富山県の銀盤酒造でタンク1本の酒を仕込ませてもらった。四合ビン約3000本。4月には酒が出来る。[続きを読む]