ソフトバンクの中継ぎ陣がいかに多くの四死球を与えてきたか。それがロッテ戦での敗戦を如実に物語っている。18日は1回2/3で3個、19日は5回で7個、20日は5回2/3で6個。この試合は3回で6個。四死球はミス。反対にロッテはこの4試合で中継ぎ陣は計11回1/3でわずか4個。ロッテはいかに多くのチャンスをもらったことか。
ロッテは相手の自滅で巡ってきたチャンスを確実に仕留めている。4回は川瀬の失策を足掛かりに同点に追いつき、中盤以降は四死球でチャンスを広げ、角中の適時打、マーティンの犠飛で追加点を奪っている。好機をものにできる流れを逃していない。
ソフトバンクの投手陣はロッテ打者全員が4番バッターに見えているのではないか。なぜ、四球なのか。技術的な原因のためか。恐怖心からボール先行でカウントを悪くしているからか。私は後者だと感じている。ロッテ打者を必要以上に恐れ、走者をためては甘くなったボールを打たれる。負の連鎖に陥っている。
ソフトバンクがロッテに苦手意識を持てば持つほど、この泥沼からは抜け出せなくなる。中村晃の2ランで先制しながら、この試合は常にソフトバンクが苦戦しているような印象を受けるのは、この構図から脱せずにいるからだ。言うまでもない、中継ぎ陣が恐れず攻め、さらに白熱した攻防を期待したい。(日刊スポーツ評論家)




