野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(46=日刊スポーツ評論家)。西武が2年ぶりに首位浮上。“混パ”を解説する。

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先週も西武が強かった。打線のつながり、投手陣の安定感、投打のかみ合わせ、どれをとっても今、リーグで一番。長谷川、岸、カナリオといった絶対的なレギュラーではないメンバーが日替わりで活躍している。そこに4番のネビンがしっかりしているのだから、強いのもうなずける。

勝つときは、そういうものではある。ただ、象徴的だったのが、連勝が7で止まった翌日、17日の日本ハム戦だ。1点を追う7回に岸の2ランで逆転したが、同じ回にネビンも2ランで続いた。本塁打が1本で終わらなかった。さらに1点を返された直後の8回には岸がスクイズを決めた。長打力に小技も絡め、連敗を阻止した。非常にいい勝ち方で、勢いはまだまだ続きそうだ。

対照的に心配なのがオリックス。安打は出ても点が取れない。先々週に続き、先週も完封負けが2つ。点が取れないと、投手にはプレッシャーがかかる。故障者が多い事情もあるが、我慢の時だろう。ソフトバンクも打線の状況が決していいとは言えず、先発も正直苦しい。どれだけ粘れるかだ。今週は、その苦しむ両チームがまず当たる。2連戦。連勝して立て直すきっかけにしたいところで、お互い譲れない。

日本ハムは一時期より良くはなくってきたが、もう一つ足りていない。17日の西武戦では、3点を追う7回2死一、二塁、万波の中前打で1点を返したが、一塁走者の上川畑が三塁を狙い憤死。2死であり、次打者が好調のレイエスであることを考えると、全く無理する場面ではなかった。一気に逆転の可能性もあっただけに、もったいなかった。他にもミスが出ている。そこを突き詰めていくことが、浮上には欠かせないだろう。

下位の楽天、ロッテは頑張った1週間だった。反対に出だし好調だったオリックス、ソフトバンクは苦しくなっている。その結果、“混戦”の様相だ。非常に面白くなってきた。どのチームも今週をいい形で終えて、交流戦を迎えたい。その意味で、3連勝が止まった楽天は週明け1戦目が大事。今季は連勝、連敗が多いからだ。ベンチの様子を見ると、勝っているときは盛り上がるが、負け出すと途端に静かになる。負けても暗くなる必要はなく、日々、切り替えて臨むことが大事だ。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】12球団順位予想 評論家・平石洋介
【イラスト】12球団順位予想 評論家・平石洋介
【イラスト】日刊スポーツ評論家 26年パ・リーグ順位予想
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