野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は山田久志氏(77=日刊スポーツ評論家)。各チームの現状をチェックした。

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ペナントレースは約3分の1を消化したが、西武、オリックスが大健闘している。開幕前はソフトバンク、日本ハムがパ・リーグを引っ張るとみただけに予想外の展開になった。

西武は西口監督の我慢強い起用が結果を生み出している。今が旬の若手とベテラン、なんとか今いる選手を生かし、やる気を起こす采配は、ヤクルト池山監督ともダブって見える。

出足は苦しんだが、ネビン復帰後は打線が活発になって、投打に相乗効果をもたらした。終盤に投げる篠原はボールに力があるからセットアッパーにはうってつけ。先発もできるタイプだろう。

また、抑えに抜てきした新人の岩城はコントロールの良さが目立つ。連打されにくいのは、他球団の情報によると、ちょっとだけタイミングをずらされるようだ。

オリックスは主力に故障離脱が多いのに、この位置にいるのは立派。特にマチャドを中心にしたブルペンが奮闘している。突っ走るような状況でないから、今はこのへんがちょうど良い。

ソフトバンクが交流戦前の日本ハム戦で3連勝したのは大きい。日本ハムは投手を含めたディフェンスの課題が解消されていない。ただ投手陣さえ整備できれば必ず上昇してくるとみている。

ちょっと気になっているのは、球界全体に言えることで、今季も右ヒジ、肩に故障をきたす事象が多発している点だ。変化球の多様化は考えられる。それとは別にコンディショニング、アスレチック・トレーナーを含めた医学的専門家の権限が強すぎないか。

今は監督、投手コーチより、この部門の判断を優先する球団が多い。間隔を開け、休養を与えるのも否定しない。ただピッチャーには「このレベルなら大丈夫」「これ以上はダメ」という境界点がある。

そこを乗り越えないことには、もう一段階、強くならない。手前でストップをかけるのは、再び故障を繰り返す要因につながる。そこはもっと現場経験者の見極めによる意見にウエートが置かれるべきだろう。

さて、26日から始まる交流戦のパ・リーグは、西武高橋光は好投しているが、それ以外の球団のエース級が不安定で、例年より苦戦するかもしれない。(日刊スポーツ評論家)

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