1月7日のナゴヤ球場に中日仁村徹2軍監督(58)が姿を見せた。投手陣ではベテラン吉見をはじめ、大野雄らが練習に励み、野手でも堂上、阿部らも若手に交じって汗を流していた。そんな姿を視察した新2軍指揮官は、目を細めていた。昨秋就任し、04年以来となる竜のユニホームに袖を通したばかりだ。

11日からは新人合同自主トレが始まる。仁村監督も与田監督ら首脳陣とともに視察を予定。ドラフト1位東邦・石川昂弥内野手(18)とは、楽天スカウトとして視察した高校2年以来の再会だ。「センター方向にうまく打球を返していた印象がある。でも高校時代の1年の違いは驚くほど変わる。高校の監督は成長を見られるからおもしろいよね」。再会での変貌に期待を寄せている。

「自主トレは視察するけど、あまり見過ぎてもいけない。(実際に)見てから、今後どうするかがわかるよ」。2度目の竜の2軍監督に就任する仁村監督が見つめる竜の主砲候補生。育成方針をどう判断するか注目だ。【中日担当 伊東大介】

背番号2を継承しポーズを決める石川(19年12月16日撮影)
背番号2を継承しポーズを決める石川(19年12月16日撮影)