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広島に新井さんショックか…V3目前で生みの苦しみ

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「なんで広島にあんなに負けるんですかね? それが分からないんですよね~」

ベンチで菊池と話す新井(2018年9月5日撮影)
ベンチで菊池と話す新井(2018年9月5日撮影)

ある新聞社の中日担当が冗談を浮かべながら、こちらに言いました。もちろん阪神担当を“挑発”するジョークなのですが確かにそう言いたくなる気持ちも分かります。

阪神、そして上位のヤクルト、巨人に対して圧倒的な強さを発揮する広島がなぜか最下位(9月11日時点)に沈む中日に弱い。ついに今季の負け越しが決まり、完全優勝はなくなってしまいました。

これが勝負というものでしょうか。もちろん戦力的な理由を挙げていけば、いろいろあるのでしょうが、それにしても、です。相性というか何というか、そういうものはあるんだなあと感じています。

同時に感じているのが「これが勝負の綾(あや)ということなんか」ということです。

今季ワーストタイの5連敗を喫した広島、前回は交流戦期間中だったのでセ・リーグ相手に5連敗は今季初めて。9月5日の阪神戦(マツダスタジアム)で負けてから阪神に連敗、そして中日にナゴヤドームで3連敗。どないしたん? と思わず思ってしまいました。

何が変化したのか。1つだけ、ハッキリしているのは、それ以前とは現在には大きな違いがあるということです。野球ファンならお気づきの、あれ、そう新井貴浩選手の引退発表です。

同4日にマツダスタジアムに入ったとき、エレベーターのところでスーツ姿の新井にバッタリ会いました。そこでこう声を掛けたのです。

「おや? 試合前にその格好。辞めるんかいな」

むろん、これも冗談で新井も笑って流していましたが翌日の電撃発表。こちらは来季もやるだろうと思っていたのでビックリしました。

それにナインもビックリしたのか? 連敗が始まりました。あれよという間にワーストタイまで。ベテランが引退するのに少なからず精神的ショックはあるでしょう。それでも現在のカープ・ナインがそれほどひ弱なはずはありませんし、本当に不思議なことだと思います。

いずれにしても、いわゆる「生みの苦しみ」でしょう。このまま失速を続けることは考えられません。いくら強いチームでも好不調の波はあります。ずっと好調ならクライマックス・シリーズ、そして日本シリーズ3連覇へ向け、不安な気もします。

ここでいったん落ちて、そして、また浮上。栄冠に輝いた後、「頼むよ。新井サ~ン」という風になることを広島ファンは待っているはずです。

取材生活30年を超える古だぬき記者。吉本興業から宝塚歌劇団、あるいはヤバい人たちの取材から始まり、プロ野球ではイチロー日本一(96年)星野阪神V(03年)緒方広島連覇(17年)などの瞬間に立ち会った。日刊スポーツ大阪本社編集委員。

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