DeNA細川成也外野手(19)の弟拓哉投手(3年)が、金沢成奉監督の声で立ち直り3失点(自責2)完投した。

 初回に安打と四球で1点を献上。「立ち上がりがいつも悪い。甲子園の独特の雰囲気にものまれてバタバタした」とリズムが作れなかった。しかし、その都度ベンチから「力みすぎだ」「力入りすぎだ」と監督の声が飛び、大量失点せず終盤に持ち込んだ。チームは1点を追う9回に2点を奪って逆転。「投げている間も最中もベンチから監督の声が聞こえてきて、5回あたりから自分を取り戻せた。勝てたからこそ反省もいっぱいあったし、次に生かせると思う」と勝って再び気を引き締めた。