プロ注目、中央学院(西千葉)の大谷拓海投手(3年)が戻ってきた。この夏初めての公式戦は「3番右翼」。5月27日の練習試合で頭に打球を受けて以来の実戦となった。「狙い球が絞り込めず、ボールの下を振ってしまった。打撃の調子はまだ」と5打数3三振1安打。それでも表情はどこか晴れ晴れとしていた。打席で結果を残せなくても「チームのためにできることを」と、ベンチでは大きな声で仲間を鼓舞。勝利を素直に喜んだ。

 7回にはベンチ前で約30球ほどのキャッチボール。リリーフに備えたが、2番手の畔柳舜投手(2年)の好投でマウンド復帰は持ち越しになった。それでも投手大谷も復活間近。「次もチームのために、自分のベストなプレーをしたい」。大谷の復帰で、中央学院の夏が新たなスタートを切った。