<全国高校野球選手権:金足農6-3大垣日大>◇14日◇2回戦

 金足農(秋田)吉田輝星(こうせい)投手(3年)がチームを23年ぶりの3回戦進出に導いた。大垣日大(岐阜)を9回6安打3失点。154球の力投だった。

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 鹿児島実戦(14奪三振)に次いで13奪三振。2試合連続で13奪三振以上は、12年藤浪晋太郎(大阪桐蔭)が2回戦14個→準々決勝13個(3回戦は登板なし)と続けて以来6年ぶり。連続13個以上を奪った公立高校の投手は、58年板東英二(徳島商)が2回戦17個→3回戦15個→準々決勝25個(延長18回)と続けて以来60年ぶりとなった。

 奪三振が目立った公立校の怪腕は、戦前に浜崎真二(神戸商)上野精三(静岡中)岸本正治(第一神港商)楠本保(明石中)らがいる。最近では15年成田翔(秋田商)が龍谷戦で16個など1試合だけの量産はたまにあるが、2試合連続は珍しい。【織田健途】