北越は25安打、26得点の猛攻で新潟青陵に5回コールド、26-1で爆勝した。試合後には4回戦以降の組み合わせ抽選が行われ、北越は関根学園(三条市・三条パール金属スタジアム)と戦うことが決まった。20日は試合がなく、4回戦8試合は21日に行われる。

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2戦連続で26点を奪っての勝利にも「どうなんですかね。うちは最少失点に抑えて、僅差をものにするのが本来の形なので」とチームを率いる小島清監督(44)に笑顔はなかった。

初回に4番・本間大稀投手(1年)の左前打で先制すると、2回には10安打を放ち、一挙11得点の猛攻。その後も攻撃の手を緩めず、25安打26得点で5回コールド勝ち。圧勝の内容でも「打ち上げて内野と外野の間に落ちる打球が多い。捉えた当たりを増やしていきたい」と指揮官は、打撃面の改善点を指摘。今後に向けては「大差の試合では勝敗の境目が分かりにくい。競っている試合でそういった部分を判断し、プレーできるかが鍵」と得点差が開いた展開が続くからこそ、もう一度堅実なプレーをナインに求めた。

試合中は大量得点に沸き立った選手達も試合後はすぐに次戦へと気を引き締めた。4安打5打点の本間大は「無駄な四死球を与えてしまった」と2回1失点、四死球3の投球内容を反省。4回戦以降に向けては「目の前の試合を必ず勝つ気持ちで戦いたい」と一戦必勝の覚悟をのぞかせた。