第1シードの相洋は、エースが今大会初登板で好投した。本田真也投手(3年)が先発し、4回1安打無失点。最速138キロの直球を右打者の懐に突っ込み、外のスライダー、カットとのコンビネーションを生かした。

昨秋の反省がある。神奈川大会準決勝で東海大相模に1-12の大敗。本田は、持ち味であるはずの内角真っすぐを使い切れなかった。反省から「練習試合でも積極的に内角を投げました」と意識付けを重ねた。さらに、リリースを走らせるために、体のためを意識。オリックス山本の映像も見て、キレのある直球をイメージした。

横浜翠陵は積極的に振ってきたが、力強い直球でバットに当てさせなかった。4回までに6三振、うち5つを空振りで奪った。「甲子園はないですが、せっかく、こういう大会を開いていただいた。どこまでいけるか、やりたい」と力強く話した。