イチローは7点を追う7回に代打で登場した。本格派右腕サマージャの内角速球に詰まり気味の一ゴロだったが、一塁への全力疾走で敵地のファンを驚かせた。

 サンフランシスコはマリナーズ時代の本拠地から飛行機で約2時間と最も近い遠征先。邦人が多く、イチローの代打が告げられると大きな拍手が起こる。

 試合前の観客席にはマリナーズ時代から通算安打数を示す手製ボード「イチ・メーター」で応援するフランツさんの姿もあり「マイアミにも応援に行く。3000安打を追い掛ける計画はある」と話していた。