100年を超える歴史を誇る米大リーグで30人目となる通算3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手(42)は、早くも先を見据え「とても満足ですし、それを味わうとまた次へのやる気が生まれてくる」と心躍らせた。

 7日にコロラド州デンバーで行われたロッキーズ戦の7回に右翼フェンス直撃の三塁打を放ち、米国野球殿堂入りの目安とされる大台をクリアした。

 50歳まで現役を続ける意向を持つイチローはあと110本を打つと20位に並び、313本で10位タイとなる。4000安打となると、4256のメジャー記録を持つピート・ローズと史上2位のタイ・カッブの2人だけしかいない。

 次に大きな注目を集める状況を問われたイチローは「4000しかないです。そこまではなかなかですから。でも200本を5年やれば、なっちゃいますからね」と笑みを浮かべて語った。今季、打率3割1分7厘と好調な現役最年長野手が、伝説的名選手の記録に挑む旅は続く。