米NBC電子版は2日、大リーグが開幕した現在も所属先のない、主な選手についての記事を掲載。同サイトの寸評なども合わせて紹介する。

 ▽ライアン・ハワード内野手(37) 昨季までフィリーズ一筋で13シーズンもプレー。06年、08年には本塁打、打点の2冠。09年にも打点王に輝いた。今オフのFA市場は一塁手&DHタイプの選手があふれており、本人は現役続行を希望しているものの、シーズン中の契約も難しいとみられる。

 ▽アンヘル・パガン外野手(35) ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではプエルトリコ代表として、まだプレーできるところを見せた。今オフはブレーブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、パドレス、タイガースなどが所属先候補として挙がった。

 ▽ジョナサン・パペルボン投手(36) レッドソックスやフィリーズなど、12年間で368セーブをマーク。昨年12月に代理人が「パペルボンは家族の問題について対処している」と言ったきり、そのままの状態。

 ▽アレクセイ・ラミレス内野手(35) ホワイトソックスなどで遊撃手、二塁手として活躍。08年から昨年まで9年連続で136試合以上に出場。自慢のスピードや守備に陰りも見えるが、複数ポジションを守れるので獲得球団が現れる可能性はある。

 ▽ビリー・バトラー内野手(30) ロイヤルズ時代の12年には29本塁打、107打点をマークした右打者。左投手相手にDHとして起用されることが多かったが、近年は対左投手の打率が低下している。

 ▽ダグ・フィスター投手(33) ここ5年で4度の2ケタ勝利。ただ昨年12勝13敗、防御率4・64だったように、負け数も多い。ロイヤルズ、マリナーズ、マーリンズ、パドレス、パイレーツが興味を示していた。

 ▽ジャスティン・モーノー内野手(35) 04年からの11シーズンで10度、17本塁打以上をマークした左の大砲。今オフはツインズが再獲得に興味を示していたが、サインはしなかった。

 どの選手も年齢が高く、選手としては下り坂だが、大リーグで活躍をしてきた選手ばかり。日本でも声をかけるプロ野球球団が出てくるかもしれない。