価値ある「1」をしるした。エンゼルス大谷翔平投手(23)が、敵地で行われたアスレチックスとの開幕戦に「8番指名打者(DH)」でメジャーデビュー。2回の初打席で初球を捉え、右前に初安打を放った。伝説の名選手ベーブ・ルース以来となる本格的な「二刀流」挑戦の第1歩を打者として迎えた。試合は延長11回にサヨナラ負けを喫したが、記念すべき1試合目は5打数1安打、1三振だった。【オークランド(米カリフォルニア州)=本間翼、斎藤庸裕】

 ▼大谷が大リーグ初打席初安打。日本人打者の初打席初安打は6人目。開幕戦では新庄、松井秀、松井稼、福留に次ぐ5人目。デビュー戦の初球は松井秀、松井稼、福留に次いで4人目。投手では04年多田野(インディアンス)10年高橋尚(メッツ)12年ダルビッシュ(レンジャーズ)が、デビュー戦ではないものの初打席初安打を記録している。